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羊水検査・その1~羊水検査を受けた経緯~ [羊水検査]

ちょいと留守にしておりました~
書きかけで放置していた記事に手を入れて
手抜きUP致しまする~

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羊水検査を受けました☆
って、この記事UPの時点で、すでに2ヶ月以上前の話なんですが・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
長~くなるので、ぼちぼち書いてたらこんなに月日が経ってしまいました。

記事が前後してしまいますが、16w4dに羊水検査を受けましたのねん[病院]
さかのぼって、その経緯と詳細をいくつかの記事に分けて記録。

羊水検査とは、簡単に言えば、妊婦のお腹に針を刺して
羊水を少し抜き取り、羊水に溶け出した胎児の細胞を分析することにより
胎児に染色体異常がないか確かめる検査です。

羊水検査に適した週数は、胎児の成長具合と、
もしなんらかの異常が見つかった場合に中絶する可能性を考慮すると、
妊娠16~18週くらいがベストとのこと。

羊水検査でわかることは、胎児が下記の障害を持っていないかどうか。
・21トリソミー(ダウン症候群)
・18トリソミー(心奇形、知的障害、腎奇形等)
・13トリソミー(口唇裂、小眼球症、多指症等)
・Xモノソミー(ターナー症候群)
・重複X女性
・クラインフェルター症候群
・YY症候群
(詳しくはこちらのサイトへ)

羊水検査のリスクは、病院でもらった資料によると、
穿刺(お腹に針を刺すこと)による破水、出血、子宮内感染、
母体の障害(血管や腸管など)、流産や胎児死亡、早産など、とのこと。
最終的に流産や胎児死亡に終わる確率は、0.3~0.5%だとか。
これは、35歳の妊婦から出生する染色体異常児の割合とほぼ一緒らしいので
どちらのリスクを取るか・・・ってかんじになりますね。


私は、高齢出産ということと、母が障害者で(骨肉腫による右大腿切断
及び肺腫瘍による右肺切除なので、先天性障害ではありませんが)
私も幼い頃から心身障害者及びその家族と接する機会が多く、
障害者を抱える家庭がいかにたいへんかをずっと見てきたので
キレイゴトでは済まされないな、とずっと思っていたこともあり、
妊娠する前から、羊水検査は受けよう、と心に決めていました。

病院や先生によっては、羊水検査に否定的な方もいるようで
知り合い(35歳)は羊水検査を受けるつもりでいたものの
病院で「なんて罰当たりな!」的なことを言われ罵られ、
結局受けられなかったそうです。(その後無事元気な子を出産)

うちの病院では、特に否定的ということもないようで
担当の先生は、私が羊水検査のことを切り出すと
私の年齢のせいか、当然のように話を進めていました。
産院によっては、羊水検査をやっている大きな病院を紹介されるようですが、
ここでは病院内で検査できるそうなのでよかった[るんるん]

他に、胎児の出生前検査としてクワトロテストというのがありますが
こちらは、胎児異常の有無がはっきりわかるものではなく
異常の確率(1/2000など)がわかるだけです。
とりあえず安くてリスクの少ないクワトロテストを受けてみて、
結果が悪ければ羊水検査に進む、というパターンが多いようですが、
羊水検査を受けるとすでに決めているのであれば
受ける必要はないのでは、という先生のアドバイスもあったので止めました。

私の母も、私が羊水検査を受けることを強く希望していたこともあり
8月半ば、16w4dに羊水検査の予約を入れたのでした。


妊娠前から受けることを決めていた羊水検査。
でも、実際に妊娠して、最初の頃こそ流産に備えて胎児に
あまり情を移さないように気をつけていたきらいはあったものの
診察の度にもらう超音波写真で、スクスクと育つ様子、
そして、思いのほか早くから胎動が始まり、
もう情を移さないように、とか以前に、とてもじゃないけど
この子を失うことなんて考えられないようになり・・・

障害があるとわかっていても産むと決めた場合、
今お腹の中にいる様子がかわいいから、という理由だけで産むのは
私のエゴというか、身勝手ではないかな・・・という考えもまたあり・・・

私達がとても若くて、この子を一生面倒見られると決まっているなら
それもありかもしれない。
でも、すでに人生半ばを越えている私達は、
たとえこの子がどんなに私達を必要としていても
この子を遺して先に逝かなければならない。
そして、この子が一生困らないだけの財産もない。

そんな現実的なことを考え、思いを巡らせている最中に
こじゃらしがお腹の中でモゾモゾ動く。。。
この子にはわかっているのだろうか。

この子を信じてあげずに、正常かどうか確かめる検査をして
気に入らない結果が出たら殺そうか、なんて算段をしていることを。

そんなことを考えると、母親にも信じてもらえず
殺されるかもしれない、この子が不憫で哀れで
自分が不甲斐なく、涙ばかり出て結論は全く出ないのでした。

そんな様子の私を見て、あざらしは「検査、やめたら?」
と言っていたけれど、検査をしないのも不安。
何度も何度も夜な夜なあざらしと話し合いました。
(もし異常が見つかったらどうするか、について)

でも、実際に異常が見つかる確率って、そんなに高くない。
もちろんそこに自分が入ってしまう可能性は否定できないけれど、
異常が見つかるかもしれない検査、ではなく
異常がないことを確認してその後心安らかに妊婦生活を送るための検査
だと思うことにしました。

って、全然結論出てませんよね[たらーっ(汗)]
結局、表面的には結論は出ないまま検査を受けました。
でも、あざらしにも言えなかったけど、心の中では、
どんな結果が出ても、やっぱりこの子を殺すなんてできない。
この子のためにうんと長生きして、財産が必要なら手に入れてやろう!
くらいの気持ちが湧いていました。
それまで考えていたのと全然違う。。。[あせあせ(飛び散る汗)]

気持ちが固まったら、羊水検査が楽しみになってきました[グッド(上向き矢印)]
1日入院で病室の様子が見られること、
検査中エコーでこじゃらしの様子をじっくり見られること、
検査後は病室であざらしと一緒にご飯を食べられること、etc.
一人だったら不安だったと思うけど、あざらしが一緒に来てくれるというので
気が大きくなってるチキンな私( ̄ー ̄*)


続いて、【羊水検査・その2~詳細&値段~】です。



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コメント 3

ラナ

決断するまでの思考回路、読んでて胸が苦しくなりました。
妊娠中はそうでなくてもマイナス思考気味になっちゃうのに。
夫婦でまた一つ乗り越えたって感じだね。

羊水検査、うちの病院ではご自由にどうぞ、
別の病院ですが紹介しますよって感じの案内が書かれてました。
私は何よりも何よりも、流産が一番怖いからあえて飛び込まなかったけど。
たとえ数%でも、流産の危険性が加わってしまうものからはなるべく逃げたいっ!
もうあの絶望感は、味わいたくない。

それにしても、結果何も無くてよかった!!!
傷も、問題なくてよかった!!!
最高級のお部屋も、よかったね~!www
by ラナ (2009-10-22 16:39) 

ah*yea

>ラナちゃん♪

そ~なんだよね~
いろいろ考え始めると、どんどん下降線を辿ってしまって。。。
羊水検査は、リスクや値段を考えると躊躇してしまうよね。
私も流産のリスクが気にならないわけではなかったけど
なによりも、自分が「高齢」っていうのがすごく不安の種になってて、
「高齢コンプレックス」とでも名付けましょーか、ってくらい。
こじゃらしにもしものことがあったら、自分が高齢なせいだ、って
全てを高齢のせいにしちゃいそうな勢いなんだよね。
羊水検査をしたからって、高齢によるこじゃらしへの影響のリスクが
減るわけじゃないけど、少しでも安心要素が欲しいというか。。。
とりあえず、羊水検査でわかる範囲では異常なしだったので
少し安心したよ~☆
特別室体験もできたし、よかったワ(*´ω`*)♪

by ah*yea (2009-10-23 16:12) 

ah*yea

>kaorukoさん♪

nice!ありがとうございます☆

by ah*yea (2009-10-23 16:14) 

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